今月3日に阪神5Rの新馬戦で、
ベルクロノスに騎乗した福永祐一騎手は、
4コーナーで故障を発生し落馬。
その際、右の半身を強打し、右鎖骨を骨折した。
25日の有馬記念へシュヴァルグランで出走する予定となっていたため、
騎乗が危ぶまれていたが、回復して調教も騎乗し、
有馬記念当日も引き続きシュヴァルグランで出走することを明かした。
シュヴァルグランは前走のジャパンCで3着。
外枠17番からで、道中も中団の外目を追走し、
4コーナーも外を回って直線も追い込んでの3着。
逃げるキタサンブラックがスローに落として流れは向かなかったが、
そんな中で福永騎手は良く乗ってくれたと言えるだろう。
道中は前にミルコのサウンズオブアースがいて
動いてくれたおかげで進路どりを気にせずに済んだ。
最期は足を余したが、スローであの展開では致し方部分がある。
ジャパンCは上手く着内にはもってこれたが、
欲を言えばもう少し自分で動かせるようになってもらいたい。
ズブい馬なので馬を積極的に動かすことができる方が心強い。
有馬記念では最期の追込みがとこまで届くかが
見どころだが、前走然り、足を余らせることが多いので
今回は出し切ってもらいたいところ。
主戦騎手で挑めるのはプラスも、骨折明けはやはり不安
福永騎手は「たいした怪我じゃない」とコメントしているが
やはり不安は残る。
いくら軽度の骨折とは言え、プレートを入れて
固定させるくらいの内容の怪我である。
3週間そこらで完全に完治するとも考えにくい。
怪我明けは他馬とのスペースを大きく取ろうとする安全運転
をしてしまいがちだし、積極的に動いてほしい場面で
しっかりと押していけるのかも不安が残る。
こと福永騎手に関しては消極的・安全運転の騎乗
というイメージが強い騎手なので、主戦騎手で挑めるとは言え
1着を獲るというイメージがなかなかできない。
現時点ではシュヴァルグランは連下までと予想。
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