有馬記念は12月最終週に行われる1年の総決算となるレースであり、その距離も2500mと長丁場でその年の中長距離場で活躍した馬たちがファンの投票の元で選ばれることで鮮鋭達が集まることになる。
当然競馬ファンもその年の彩るグランプリであることから馬券も一花上げたいと願うことが当たり前であり、そのためにはさまざまな情報収集が欠かせないことだと言えるだろう。その情報収集の中で、重要な側面となるのが血統という部分になる。先に言ったとおりに有馬記念は2500mと長丁場で、2000mを主戦場としていた馬にとってはぎりぎりで、スタミナが持つ距離で長距離を主戦場としていた馬にとっては走りやすいだろう。
有馬記念で注目したい血統
そんな有馬記念で注目したい血統は、馬の父馬に2500m以上で活躍した馬がいる血統の馬だ。「競馬はブラッドスポーツ」とはよく言ったもので、サラブレッドは親たちの素質を色濃く引き継ぐ傾向にある。父方の方の血統を重視する理由としては、母方で短距離を走っていたとしても父方が中長距離を走っていた場合、父方のほうの距離能力をそのまま引き継ぐことが多い傾向にあるからだ。もちろん母親の血も受け継ぐが、傾向としては父方が走っていた距離が反映されやすい。
海外で中距離を主戦場にしていたフジキセキ産駒やサンデーサイレンス産駒のように、父方のさらに奥にある血の流れの中にヨーロッパで長距離を主戦場としていた馬がいるときには、父方が中距離であってもそのときに走る馬に長距離を走っていた馬の素質が移ることがある。おじいちゃんの代の血も反映されやすいということだ。
それだけに競馬にとって血統というのは奥が深いものになるが、実際に有馬記念で馬券を購入する際には父方のさらに奥いる血統も調べることで距離を算出することもよい結果を出せると言えるだろう。
今年の有馬記念で注目したい長距離血統の馬はやはりゴールドシップだ。父ステイゴールド、母ポイントフラッグ、母父にメジロマックイーンという血統である。
ゴールドシップは母方の血も大きく反映している点が特徴的である。ステイゴールドは2500mでの好走が多く、長距離適性がきちんと受け継がれていることが分かる。もともと母のポイントフラッグが馬格がある馬だったので身体が小さかったステイゴールドと合わせたが、やはり馬格は大きくなった。ポイントフラッグの父はメジロマックイーンで、この馬も春天や阪神大賞典といった2500m以上のレースで活躍してきた馬である。父、母、母の父とそれぞれの良い部分を色濃く継いだ良血馬と言えるだろう。
今年の有馬記念で引退が決まっているということもあって、いっそう注目が集まっているゴールドシップ。血統的に見てもこの舞台は絶好の舞台であると言えるだろう。
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