ゴールドアクター(牡4、美浦)
生年月日:2011年5月18日
調教師:中川公成
馬主:居城要
生産者:北勝ファーム
通算成績:12戦6勝(6-2-1-3)
血統:父スクリーンヒーロー、母ヘイロンシン
2015.07.04 洞爺湖特別(1000万下、函館・芝2000m)?1着
1着 5-7 ゴールドアクター(牡4)/吉田隼人/1番人気
2着 7-10 ヤマニンアルゴシー(セ5)/丸山元気/11番人気
3着 1-1 メイショウブシン(牡5)/丸田恭介/5番人気
2014年の秋に出走した菊花賞(3着)以来実に9ヶ月ぶりの出走であった。それでも菊花賞3着馬、ここでは格の違いを見せつけたいところ。スタートを決めて3番手から前の馬を見ながら進めた。ペースはスローで余力たっぷりで直線を迎える。すぐに前の2頭と並んで交わし、そのまま鞭ももったままで伸び、後続を寄せ付けずに2馬身差をつけて快勝した。復帰戦としては申し分ない内容であった。
2015.10.12 オクトーバーS(1600万下、東京・芝2400m)?1着
1着 3-3 ゴールドアクター(牡4)/吉田隼人/1番人気
2着 6-7 サムソンズプライド(牡5)/吉田豊/8番人気
3着 1-1 トゥインクル(牡4)/戸崎圭太/2番人気
復帰戦から約3ヶ月、徐々にレースレベルを上げて復帰2戦目は東京芝2400mの1600万下条件戦。11頭と少頭数でスタートも難なく前目の好位につけれて3番手を追走。直線では逃げ馬を見ながら2番手を追走していたサムソンズプライドが先頭に立つが、ゴールドアクターが外から捕えて並ぶが、さらに伸びて交わして快勝した。昇級戦でトップハンデも問題なかった。
2015.11.08 アルゼンチン共和国際(G2、東京・芝2500m)?1着
1着 7-15 ゴールドアクター(牡4)/吉田隼人/1番人気
2着 7-14 メイショウカドマツ(牡6)/蛯名正義/4番人気
3着 8-18 レーヴミストラル(牡3)/川田将雅/3番人気
復帰後3戦目、久しぶりの重賞戦だが得意の長距離だし、オクトーバーが良い叩きとなって状態面も良好。天候は雨で馬場は重、ここでも外枠から好スタートを決めて先行馬を見ながら好位の3番手につけた。前の2頭を見ながら折り合いもバッチリで、直線を向くと、先に2番手のメイショウカドマツが抜けだしたのを追ってゴール前で並びかけ、交わしてゴールした。復帰後見事に3連勝を果たした。長距離は安定した走りを見せ重馬場も苦にせず走るごとに良くなってきている。
2015.12.27 第60回有馬記念(G1、中山・芝2500m)の見解
これまで強い競馬をしてきたが、今回はメンバーのレベルはグンと上がる。このレベルのメンバーでどこまで通用するかだが、得意な距離で覚醒の気配もあるし、流れは良い。高い操縦性も武器で十分勝負できる要素は揃っている。アルゼンチン共和国杯は「出世レース」とはよく言われるが、今のところは順調に出世街道を進んでいっている。有馬記念で花開くか。
鞍上の吉田隼人騎手は11月末に他馬に蹴られて膝を骨折しておりレースから離れていた。主戦騎手からの乗り替わりが懸念されていたがどうやら有馬までには間に合うようだ。騎手と厩舎が経験の少ないところなので若干役不足なのでは?と不安に思う方もいるだろうが、吉田騎手が結果を出して掴みとったチャンスであり、乗せ続けた陣営にとっても特別な思いがあるだろう。今年の有馬でドラマを生むのはゴールドはゴールドでも、アクターの方かもしれない。
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